不眠は、まず何らかの病気が原因なのか、
そうでないかを分けて考えましょう。
■病気が原因の不眠か否か
不眠になってしまう原因は、大きく分けて考える必要があります。何らかの病気が原因になるものとそうでないもの、これを認識して考える方が分かりやすいですし、不眠の改善にはとても大切なことです。また、病気が原因の不眠であれば、原因になっている病気を先に治療することがもちろん最優先事項です。
■病気が原因となる不眠
病気が原因となる不眠には、うつ病や統合失調症などの精神疾患が隠されていることがあります。体に痛みがあったりして眠れないなどという目立つ症状があれば、眠れない原因がはっきりしているわけですが、精神疾患が原因の場合には精神疾患が不眠の原因であることに気が付かないこともあるので注意すべきです。
脳が関係する病気では、脳梗塞や脳腫瘍・脳出血あるいはパーキンソン病などの病気で、不眠が起こることがあります。また、心臓の疾患でも不眠を起こすことがあります。一過性の不眠や外的な要因が原因でないと気づいたら、迷わず専門医の診察を受けましょう。どのような病気でも早期発見・早期治療が最も重要です。
■心理的な要因が原因の不眠
「心配事があって夜も眠れない」「深刻な悩み事があって眠れない」など、誰しも経験したことがある不眠です。現代はストレス社会といわれています。誰でも何かしらのストレスを抱えて生きているわけですが、何かしらのストレスが原因で眠れない場合も心理的な要因が原因の不眠になります。ストレスを完全に無くすのは無理ですが、不眠に限らず健康的な生活のため、なるべく抱え込まない努力も現代社会を生き抜く上で必要です。
■環境が要因となる不眠
これも誰でも経験したことがあるはずの不眠です。例えば、旅行で環境が変わってなかなか寝付けない、その日だけ家の周辺で騒音の原因になるようなことが行われており、どうしても音が気になって眠れないなど、誰しも少なからず経験がある不眠の種類です。このような一過性の不眠もあれば、暑すぎて眠れない寒くて眠れないなど、一定期間続く環境でも不眠の原因になり得ます。
■生理的な要因が原因の不眠
よく知られていることですが、コーヒーを飲みすぎたりお酒を飲みすぎたりすると、不眠の原因になる場合があります。日常の生活が不規則である場合なども不眠を起こすことがあり、この場合も生理的な要因に含まれます。このほか一過性のものですが、海外旅行での時差ぼけも生理的な要因の不眠です。