眠れないとうつ病になったのかと考える
方も多いかもしれませんが、そうではありません。
■眠れない=うつ病ではない
うつ病になってしまうと不眠になってしまうことがあります。うつ病になったことがなくても、夜も眠れない=うつ病という公式は、なんとなく理解できますね。しかし、夜眠れないからうつ病ということではもちろんありません。不眠症とうつ病、このふたつには大きなちがいがあるのです。
■不眠を訴える多くの方が実際には眠れている?
不眠を訴えていたとしても、本当は十分に眠れている場合が多くあります。これは寝ている間の脳波を調べないと分からないのですが、眠れていないと感じて(思って)いても、脳波を測定すると十分に眠れている場合があるのです。
これに反してうつ病で不眠を訴える場合、本当に睡眠できていないのです。つまり、不眠のみを訴える不眠症とうつ病を患っており不眠にもなっているという場合には、根本的にちがったものであるということがいえます。うつ病の症状は「憂鬱な気分になる」「食欲の減退」「食欲の増加」「物事に興味を持てない」「気力の減退」などがありますが、うつ病で不眠を主な症状として訴えることは少ないとされています。これも不眠のみの場合と大きくちがう部分ですね。うつ病では不眠とは逆に眠りすぎる(睡眠過多)になってしまう場合もあります。
■不眠とうつ病の治療
不眠症で代表的な精神生理性不眠(眠れないことを気にしすぎている状態)の治療は、カウンセリングが主になります。うつ病の場合も、もちろんカウンセリングが行われますが、これに加えて薬物での治療も必要になってきます。1日や2日であれば誰にでも眠れないという時がありますが、いずれにしても眠れない状態が1ヶ月以上も続くようであれば、迷わず医師の診察を受けた方が賢明です。何の病気にしても早期治療が早期回復に結びつきます。
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