不眠は仕事や勉強の効率低下だけではなく、
大変危険なことにつながる可能性があります。
■足りない睡眠は危険です
日本人の5人に1人は、睡眠に関して何かしらの不満を持っているといわれています。睡眠時間に関しても満足できていない方が多いのが現代社会の現実です。人それぞれに必要な(自分に合った)睡眠時間はちがいますが、十分な睡眠をとれていないと想像以上に事故などの危険性が増します。
日本人はもともと不眠不休で働く、あるいは勉強することが美徳といわれてきました。不眠不休というのは少しいいすぎだとしても、睡眠を犠牲にしてまでも働くことはよくある話です。美徳意識から日本人には問題意識が少ないともいえる不眠不休で働くこと。これは世界的にはとても珍しいことなのです。
不眠に悩む方が増える原因というのは、もちろんほかにもいろいろな原因があります。たとえば、ストレスを感じなくては生きていけなような社会であったり、夜型の生活が何不自由なくできる生活などなど。
一見すると便利な世の中ですが、不眠が続くと健康を害してしまいます。もっと忘れてはいけないのは、不眠が続くと、たとえば自動車事故など、日中に危険を伴う可能性が大きくなってしまうということです。
■睡眠不足は、集中力・注意力が低下します
誰しも経験があると思いますが、寝不足気味の状態では頭はボーとしてしまい、集中力の低下につながります。仕事の効率は低下し、学生であれば勉強に集中できず効率の悪い勉強になってしまいます。このような状態での仕事などは、思わぬ大事故につながる危険性があるということが容易に想像できます。実際に起きた大事故をご紹介すると、1986年に起きたスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発や、同年に起きたチェルノブイリ原発事故は、過度の睡眠不足が原因のひとつに挙げられています。このような大事故ではなくても、睡眠不足は身の回りに危険が及ぶ可能性が大きくなってしまいます。
■睡眠不足はマイクロスリープを起こす
マイクロスリープとは、無意識のうちに数秒から10秒ほどの間、一瞬意識がなくなったように(一瞬気絶したように)眠ってしてしまう状態のことです。人間は睡眠物質が体に蓄積され眠気を起こすわけですが、寝不足が続いていれば、ずっとこのような状態が続いているということです。意識では起きていようとしていても、脳は眠らせようとしていますから、この一瞬の眠りであるマイクロスリープが起こってしまうのです。
社会人であれば会議中など、学生であれば授業中などにマイクロスリープを起こしたことがあるではないでしょうか。会議中や授業中であれば、たとえ居眠りしてしまっても上司や先生に怒られるだけですみますが、これが自動車やバイクなどの運転中であったらどうでしょうか?考えただけでもぞっとしませんか。
高速で移動している乗り物を運転していれば、たとえ数秒の眠りであっても大事故につながる可能性があります。事実、自動車事故の割合では、睡眠をとっている人と寝不足の人では事故を起こしてしまう確率が何倍もちがうというデーターもあります。このような寝不足の状態の時には絶対に運転は避けるべきです。
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